使える地政学

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、佐藤優著、「使える地政学 日本の大問題を読み解く」です。


この間、福岡に行ったときに仕入れてきた本です。



地政学とは、地理的要素から政治を考えることらしい。


しかし、21世紀を先読みするためには、それでは足りないと著者は述べています。


本書では、歴史、宗教、民族、思想、ネット空間に広がるあらゆる情報からいくつものシナリオを用意するために、現状の世界情勢を著者が地政学的に紐解き、解説しています。


本書を読むとロシアのプーチン大統領地政学的な力量はすごいのかなと思いました。


いくつか、えっと思うようなことを展開しているのをニュースで見聞きしましたが、地政学的な配慮を見据えての行動なのですね。


また、沖縄と本土(中央政府)の乖離も本書を読むと、背景を含めて、なんであんな感じになっているのかが、理解できます。


地政学」という言葉が、書店でよく見かけましたが、本書は、それがどのようなものか知るためにも、非常に参考になる本だと思います。