なぜ韓国外交は日本に敗れたのか

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、武貞秀士著、「なぜ韓国外交は日本に敗れたのか 激変する東アジアの国家勢力図」です。


本書は昨年末の慰安婦問題に対する日韓合意へ至るまでの日韓関係や北朝鮮、中国を含む東アジア情勢を踏まえて書かれたものである。



タイトルでは、韓国外交が敗れたということになっている。


これは朴槿恵大統領の就任当初からの日本に対して厳しい路線から、大きく舵を切ったことを意味するらしい。


しかし、年末の合意事項が何もまだ履行されてない現状では、そう言うのは早急するかもしれない感もある。


この本の興味あるところは、この近年の韓国外交の変遷を、背景を丹念に検証しながら、日本、韓国、中国、北朝鮮、そしてアメリカというそれぞれの国が、どのように考え、行動し、これからどうなるかということを描き出しているところではないだろうか。


まさに、今が旬の新書です。