日韓激突
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、手嶋龍一&佐藤優共著、『日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機』です。
本書、手嶋龍一氏と佐藤優氏の対談集で三冊目に当たるもの。
テーマは日韓激突となっていますが、中国の勢力拡大による東南アジアの地政学的変化、緊迫を増すイランを中心とする中東情勢、さらには日米同盟の変化等、幅広く対論が行われています。
しかし、世界の変化は目まぐるしく、イラン情勢については、米軍基地へのイランのミサイル攻撃などもあり、本書に出てくる内容からさらに進展しています。
ここで語られる世界情勢、必ずトランプ大統領が登場してきます。
彼が現れてから、世界が振り回されているのか、今までがただ見て見ぬふりだったのか、本書に書かれていることを参考に、今後の情勢を見詰めていきたいと思いました。
世界で起きていることの、その背景等をざっと知るには、良い本だと思います。