一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 


今回紹介する本は、加藤俊徳著、「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」です。

 

本書、ベストセラーだそうです。

 

本屋で手に取ったとき、パラパラ捲って、買う気が起きなかったのですが、Amazonの中古本で購入しました。

 

脳はの各部位の成長が度合いが異なるようで、若い時と年齢を重ねてからは、記憶するにしてもその方法を変えた方が効率的だということを本書では述べています。

 

最初は、脳の8つの各部位の機能の説明があり、どのようなことを司っている部分なのかを説明しています。

 

そして、各部位それぞれの説明が続き、どのようにすると覚えやすくなるかの説明が書かれています。

 

男脳、女脳と言う言葉があるように、記憶でも男女差があるようで、男性は視覚系、女性は聴覚系が優れているようです。

 

また、どうしてそうなっているのか、根本的な構成や理由を知ると、より一層記憶に残るということが書かれていました。

 

どうして本書がベストセラーになったのかを考えてみました。

 

4コマ漫画ややさしい語り口で書かれていることも一因とありますが、人々が何か今までとは違うものを習得しなくてはいけない世の中になっているのかということを感じました。

 

 

「AIクソ上司の脅威」

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 


今回紹介する本は、鈴木貴博著、「AIクソ上司の脅威 2030年、日本企業の序列がひっくり返る」です。

 

本書のタイトルに準えると、梅雨が明け、クソ暑い日が続いていますが、皆さま大丈夫でしょうか。

 

生成AIが登場して、仕事がなくなる等の本は巷に多く溢れています。

 

読んでみて、果たして、そのような未来が来るのだろうかと疑問をお持ちになることも多いと思います。

 

でも、本書に書かれているように、企業においてAIを使うことで、真の実力、能力を兼ね備えていない上司が、あたかも実力、能力がある上司のように振舞え、無双状態になってしまう未来が来るかもしれないというのは、会社勤めをしている人ならば、想像し得るのではと思いました。

 

保身的な上司が多い、特に大企業では今後そういう傾向が顕著に出てくる可能性があるかもしれません。

 

EV自動車は、ソフトウェアのバージョンアップデータロードでスペックアップしていけるという内容も、私自身が初めて、そんなことできるのかと知ったので、衝撃でした。

 

テレビのニュースでやっていましたが、日本でも、このソフトウェアでのバージョンアップの取組を官民でようやく進めようとしている状態のようです。

 

なぜ、日本の自動車メーカーが今後危機状態になるかもしれないかと言われている一面を理解することはできました。

 

これに、地球温暖化や国家間のエネルギー政策等、いろいろな絡みで趨勢が決まってくるのでしょうね。

 

未来予測の本です。

 

こんな未来への考え方もあるんだなと言う感じで読んでみてはいかがでしょうか。

俺たちの箱根駅伝

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、池井戸潤著「俺たち箱根駅伝」上下巻です。

 

 

前作の「ハヤブサ消防団」を読んでからですから、約1年半ぶりに著者の新作を手にすることができました。

 

上下巻と長いですが、上巻が箱根駅伝に出場するまでの各選手やその放送を担当するテレビ局内でやり取り等の背景を描いており、下巻では、本書の学生連合の各選手が箱根駅伝の往路、復路でそれぞれの走りを描いています。

 

きっと、これもドラマ化されるのでしょうね。

 

前作の「ハヤブサ消防団」はテレ朝だったのですが、今回は日本テレビが映像化するのかなと題材から推定しています。

 

テレビ局内での放送を巡る駆け引きや各選手の葛藤等がちゃんと描かれているのでピースがきちんと埋まるような形になっており、読んで納得感もあります。

 

それぞれの心情も描かれ得ているので、読んでいて涙するところがいくつかありました。

 

歳を取ると、かなり涙腺も緩くなるようです。

 

池井戸ファンの私にとっては、お奨めの一冊です。

 

13歳からのMBA

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、中川功一著、「自分で考える力が身につく! 13歳からのMBA」です。

 

少し前から「13歳からの・・・」と年齢がついた書籍が出てきているが、中学生以上を対象にしている本なのでしょう。

 

ということで、本書を手にしたのは、孫が読んでも面白いものかどうか、十分に理解できるものであるかどうかを確かめてみようと思いました。

 

全8章立てで、ビジネスとはどういうものから説いて、マーケティング、アカウンティング、ロジックシンキング、リーダー論等々がやさしく解説されている。

 

専門用語は使っておらず、わかりやすい言葉で表現しています。

 

最後は、課題を与えて、それぞれの章で述べている内容を自分たちで考えてみるようにしています。

 

MBAとして学ぶことが、どのようなものであるかを知るには良い本だと思いました。

 

私も、早速、孫に読ませてみようかなと思います。

ザイム真理教

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、森永卓郎著、「ザイム真理教」です。

 

ザイム真理教

ザイム真理教

Amazon

著者の『書いてはいけない』を読み、本書を読もうと思いました。

 

出版して一年近く経っているので、Amazonで中古本で入手しようと思ったら、値段が中古本の高かったです。

 

以前として、本書、売れているようです。

 

こんなこともあるんだなと思いながら、書店で購入しました。

 

読んでみると、『書いてはいけない』のような衝撃はなかったです。

 

きっと、森永さんの他に、財務省が日本を牛耳っていることをYoutube等の配信で見たり、聞いたりしていたからだと思います。

 

ただ、このような背景を知ると、現政権の政策や動き等もどのようなことが潜んでいるのか見えやすくなってくるかもしれません。

 

病気になられていることもあるかもしれませんが、めっきりテレビで拝見することはなくなりました。

 

それが、病気のせいだけではなく、口にしてはいけないことを言っているので、テレビや大手マスコミから干されてしまっているのでしょうか?

 

最近、目にするのは有名人を語った詐欺投資の話で、著者も利用されていることだけです。

 

知らないことを知るという意味では、有意義な本です。

 

成瀬は信じた道をいく

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、宮島未奈著、「成瀬は信じた道をいく」です。

 

この話に出てくる主人公の”成瀬あかり”が気になり、続編も買ってしまいました。

 

この続編、面白かったです。

 

個人的には、前作より話の内容や成瀬の行動の面白さ、それに親友の島崎みゆきや成瀬を取り囲む人物の個性が描かれており、どんどんと読む進んでいってしまいました。

 

本作は、5編のストーリーが描かれております。

 

それぞれが繋がっています。

 

前作で、成瀬の人となりを知った人、興味を持った人には、きっとクスッと笑いながら読み進めることができると思います。

 

最近、本を集中して読めなくなったなと感じていましたが、この本はそんな悩みを吹き飛ばしてくれました。

 

一気に集中して読むことができました。

 

お奨めします。

 

ご一読ください。

成瀬は天下を取りにいく

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、宮島未奈著、「成瀬は天下を取りにいく」です。

 

本書、書店で1年ぐらい目立つところに置いてあって気になっていました。

 

先日、本屋大賞を受賞したことを知り、手に取りました。

 

読み始めると、もう一気に読んでしまいました。

 

主人公の成瀬が、ユニークな存在なので、彼女が出てくる描写が面白くて引き込まれてしまいます。

 

そして、滋賀大津の地元を通じた様々な描写も面白いです。

 

行ったことはありませんが、ああ、こんな街なのかという、なんとなくイメージができるのも楽しい部分です。

 

何事にも秀でているけど、一つのことに執着するのではなく、何でもトライしてしまう成瀬という主人公が、羨ましいです。

 

できるのに、それをひけらかすことなくサラッとしているところが良いのかもしれません。

 

久々に読んでスカッとする青春モノでした。

 

読んでいて、自分の中学、高校時代を振り返ってみるのもいいかもしれません。

 

一読をお奨めします。