ニッポンが壊れる

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、ビートたけし著、「ニッポンが壊れる」です。

 

本書のタイトル、大げさだなと捉える人は少ないのではないだろうか。

 

今の日本の状況に対して、不安を感じない人はいないと思う。

 

何かが心配、このままでいいのだろうかという気持ちの方は多いと思う。

 

本書は、そんなコロナ禍が一段落してから明らかになったことについて、ビートたけしの見立てで、痛烈なアイロニーを込めたエッセイである。

 

これまで“見て見ぬフリ”をしてきたあらゆる世界の「ヤバさ」が際立ってきたことを取り上げている。

 

例えば、政治家と宗教団体の癒着、メディアの芸能事務所への忖度、ネットへの急激な依存等々である。

 

気晴らしに読むのも良いし、大いに共感しても良い。

 

そして、このような感覚を持って、世の中を見ていくことの大事さを我々自身も感じなくてはいけないのだと思う。

 

大常識

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹著、「大常識」です。

 

本書は、ニコ生「百田尚樹チャンネル」で発行しているメルマガ「ニュースに一言」から、「今一度、常識を見直してはどうか」というテーマで、記事を選び出して再編集したものです。

 

以下の6部構成になっています。

1 政治屋たちの醜態

2 横暴な「リベラル」

3  罪を憎んで犯罪者も憎む

4  平和ボケは不治の病

5  コロナワクチンへの異常な愛

6  道徳崩壊

 

このシリーズ、ウィットとユーモアに包まれた著者の文章で、クスッと思わず微笑んでしまう感じが、今までのシリーズでありました。

 

今回取り上げている内容は、そんな笑いの要素を感じられないものが多く、読んでいて、(これからの日本は大丈夫なのか?・・・)と思わず心配になってしまいました。

 

国際化とか世界標準などと言われ、そういうものに合わせなくっちゃという感覚が、本来の日本人の良さをどこかに消し去ってすまったのでしょうか?

 

憂いてしまいます。

 

ご一読ください。

警視庁公安部外事課

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、勝丸円覚著、「警視庁公安部外事課」です。

本書、Youtubeで『VIVANT』の監修をした元公安の人を見たのがきっかけです。

 

話が面白かったので、本書を購入しました。

 

スパイ天国と言われている日本ですが、本書には、普段のニュース等では流れないような様々なことが書かれています。

 

本書の内容としては大きく二部構成になっており、一つは公安警察とは、どのような組織で、どのような活動をしているところなのかを解説しています。

 

もう一つは著者が在籍していた、公安外事課の中で、どのようなことがあったのかを著者の体験を通した内容が書かれています。

 

VIVANTでも語られていましたが、いろいろなことが、未然に防止されているようです。

 

普段知り得ないことが書かれていますので、興味のある方は一読をお奨めします。

第10波の流れにトラップされたようです

一昨日、ちょっと倦怠感があり、帰宅して熱を測ると8度8分ありました。

 

昨日も、なんとなく悪寒があるので病院に行きました。

 

その話をすると、別室に通され、そこで待機させられました。

 

看護士さんの話では、インフルとコロナの患者さんが多いようで、きっと検査することになりますとのことでした。

 

名前を呼ばれ、診察室に行くと早速検査。

 

鼻の穴に綿棒の長いやつを突っ込まれ、グリグリされ、その先を何かの試薬みたいのにつけて、それを検査キットに数滴たらしました。

 

「ああ、コロナですね」と告げられました。

 

キットにはC,S,A,Bの文字があり、Cの部分とSの部分にクッキリ線が浮かんでいました。

 

先生の話では、Cは検査がきちんとできているかを示しており、Sはサーズで今回はコロナ、A,Bはインフルエンザのタイプを表しているそうです。

 

ということで、とうとうコロナになってしまいました。

 

以前、聞いていたような症状でないことを聞くと、「ワクチンを打っている分、症状が緩和されている」とのことでした。

 

ビックリしたのは薬代でした。

 

処方箋を薬局に持っていくと、9,850円とのこと。

 

先ほど、診察代を支払ったので、それだけの現金の持ち合わせがなかったので、カードで支払いました。

 

薬価で高かったのが、コロナ用の薬の「ラケブリオ」というものでした。

 

昨日から、監禁生活に突入しています。

 

今のところ、特段変わった症状は出ていません。

中国人に絶対負けない交渉術

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、吉岡健著、「中国人に絶対負けない交渉術」です。

 

本書は、ブックオフで購入しました。

 

2007年に出版された本ですが、中国の方との付き合い方は、それほど大きな変化はないと思い、この本を手にしました。

 

当時は、中国進出がトレンドになっている時期だったこともあり、合弁企業を作って失敗しないためには、どのようなことに気を使わなければいけないのか、著者の経験より、いろいろな注意点が書かれています。

 

お客様の中に、中国で生産を委託して日本での販売を考えられている方がおり、個人的な経験からのアドバイスはしたのですが、他にもいろいろ注意しなくてはいけないことがあると思い、本書を参考にさせて頂きました。

 

今は、中国で何かしようというより、製造業では国内回帰の動きに変化しているようです。

 

絶対に負けないかどうか、結果は別として、その意気込みで、うまく付き合っていくために、参考になる本だと思います。

チャットGPTvs.人類

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、平和博著、「チャットGPTvs.人類」です。

 

なんか凄いタイトルで、これから我々は一体どうなるんだろうと読む前に少し構えてしまいました。

 

しかし、読んでみると、現在起こっている事象についての羅列が主な内容になっていました。

 

そうなんですが、生成AIはしばしば「もっともらしいデタラメ」を吐き出すという点は押さえておかなければならいポイントだと思います。

 

その現象のことを、「幻覚」と呼んでいるらしいです。

 

AIはそれまでの文章のつながりから、次に来る可能性が最も高い言葉を、機械的に選び出していくそうですが、その内容を理解しているわけではなく、それが事実に基づくものかどうかの判断もしていないそうです。

 

確率的に次にこの言葉を持ってくることの「もっともらしさ」によってのみ、質問に対する回答を作成しているので、「幻覚」が起きるようです。

 

生成AIは「厳格」なのかなと思っていましたが、「幻覚」なんですね。

 

このことを踏まえて生成AIと対峙していく必要があるということが頭の中にインプットされました。

 

平易な文言で書かれた読みやすい本です。

 

タイトルの内容とかけ離れ感はありますが、生成AIとは、どんなものなのか知るには、お手頃な本かもしれません。

 

 

「決算書分析」の極意

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、『取引先の倒産を予知する「決算書分析」の極意』です。

 

著者の決算書の考え方が面白いです。

 

客観的な「成績表」と見る一般的な分析とは異なり、決算書はあくまでも「報告書」であるという見方です。

 

「報告書」なので、それはあくまでも報告者にとって都合の良い形で作られているという見方にたって、各項目の数字をチェックしていくとのことです。

 

そして、「粉飾」が存在することを前提に、本当の「支払能力」がどれだけあるのかを見出すことが肝要だと述べています。

 

全体的に読みやすかったです。

 

このような見方があるということを知っておくことも必要かなと思いました。