核と戦争のリスク

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、藪中三十二佐藤優共著、「核と戦争のリスク 北朝鮮アメリカ・日本・中国 動乱の世界情勢を読む」です。


本書は、北朝鮮による核、ミサイル開発により、戦争のリスクを孕んでいる状況に対して、元外交官の著者二人の現状認識と動向予測の対談をまとめたものです。



藪中氏は、6者協議のメンバーであったこともあり、米国、中国、韓国等、関連する国々についての分析、対応案なども、参考になるようなことが多かった。


現象面に、つい目が行ってしまうが、二人の対談を読むと、歴史を踏まえ、俯瞰的に見ることの大切さを諭されているようにも感じました。


イムリーな話題の対談だけに、興味深く読むことができました。


平昌五輪後、どのような状況になるのか、目が離せない気がします。