ASEANパワー

先月末にインドネシアに行く機会があったが、首都ジャカルタでは若い人が多く、非常に活気溢れていたことは、このログでも書いたと思う。


今年は年初からアジアが気になっていた。


一つは昨年NHKの番組、NHKスペシャルで放送されていた”灼熱アジア”。


この番組を見て、FTAなどで関税障壁がなくなり、いろいろなものの流通がこの地域内では自由化されているなどASEANパワーを感じたこと。


その中で、大田区内の中小企業などは逆にタイなどに進出し、そこで生産を行っているなどの、日本の中小企業のグローバル化の一端も垣間見たこと。


今回のインドネシア訪問でも、日系企業を何社か視察することができましたが、現地オペレーターも真面目に働いている活気ある現場を見させて頂いた。


中国との違いは、対日感情が良い点があるのではないだろうか。


これは、日本の企業、とりわけ中小企業にとってはメリットになるものと思われる。


もちろんそれぞれの宗教による慣習等の違いはあるが、うまく現地のキーパーソンを育て、その点をカバーすれば、中小企業にとっても十分進出の余地はあると思う。


成功されている企業は、その点をうまくコントロールされているようだった。


そして、日本では得られないようなスケールメリットを得るチャンスもあるように感じられた。


今年は目がASEANの動きに目が離せないかもしれない。


なんてことを、週刊東洋経済2011.7.16号を読んで感じました。