これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、鈴木貴博著、「AIクソ上司の脅威 2030年、日本企業の序列がひっくり返る」です。
本書のタイトルに準えると、梅雨が明け、クソ暑い日が続いていますが、皆さま大丈夫でしょうか。
生成AIが登場して、仕事がなくなる等の本は巷に多く溢れています。
読んでみて、果たして、そのような未来が来るのだろうかと疑問をお持ちになることも多いと思います。
でも、本書に書かれているように、企業においてAIを使うことで、真の実力、能力を兼ね備えていない上司が、あたかも実力、能力がある上司のように振舞え、無双状態になってしまう未来が来るかもしれないというのは、会社勤めをしている人ならば、想像し得るのではと思いました。
保身的な上司が多い、特に大企業では今後そういう傾向が顕著に出てくる可能性があるかもしれません。
EV自動車は、ソフトウェアのバージョンアップデータロードでスペックアップしていけるという内容も、私自身が初めて、そんなことできるのかと知ったので、衝撃でした。
テレビのニュースでやっていましたが、日本でも、このソフトウェアでのバージョンアップの取組を官民でようやく進めようとしている状態のようです。
なぜ、日本の自動車メーカーが今後危機状態になるかもしれないかと言われている一面を理解することはできました。
これに、地球温暖化や国家間のエネルギー政策等、いろいろな絡みで趨勢が決まってくるのでしょうね。
未来予測の本です。
こんな未来への考え方もあるんだなと言う感じで読んでみてはいかがでしょうか。