これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、五木寛之著、「捨てない生きかた」です。
表紙に書いてある言葉、『捨てなくていい・・何年も着ていない服、古い靴や鞄、本、小物・・愛着ある「ガラクタ」は人生の宝物である。』
このフレーズに共感し、本書を手に取りました。
年を経てからの「ガラクタ」は、記憶のよすがであるという著者の捉え方に共感しかありません。
だから、いろいろなものが我が家には散乱しているのです。
整理だけが大事なことではありません。
人生の歩み、振り返りができるものには、やはり執着ししてしまいます。
個人的には、本がまさにそれに当たります。
ああ、この本を読んだ頃には、こんなことがあったな・・等々、思い出が蘇ってくるものです。
断捨離なんかできません。
ということで、そうだ、そうだと頷きながら本書を読み進めてしまいました。