メリットの法則

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、奥田健次著、「メリットの法則 行動分析学・実践編」です。


本書は、行動分析学について書かれた本です。


不登校や問題行動を起こしている人への対応などの実例を載せ、タイトル通りに実践的な内容になっています。


メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)

メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)


行動分析学とは、人間や動物の行動を環境との関わり合いからとらえる、心理学の一分野です。


人が、その行動を起こすには、その行動を起こす前の状態と、その行動を起こすことで好ましい(メリット)の状態(結果)を得るためだということで、その人にとって、メリットになるような条件を与えることで、行動をコントロールできるらしいです。


この本から、理解できたのは、その人の持つ価値観で行動しているということで、それを知ることで、行動を変えていくことができるということです。


また、行動とはどのようなことを言うのかということで、「死人にはできないこと」というのは、新鮮でした。


最終部にでてきた、「組織行動管理」について興味を持ったので、早速amazonで関連本を注文しました。


結構、面白い分野だと思います。


少し、知識を深めていきたいと思いました。