リーダーのための行動分析学入門

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

今回紹介する本は、島宗理著、「リーダーのための行動分析学入門」です。

 

リーダーのための行動分析学入門

リーダーのための行動分析学入門

 

 

目的とする行動をしてもらうために、何がその行動を起こすための好子になるかを見つけ、働きかけていく。

 

今まで、何冊か行動分析学の本を読みましたが、奥が深いし、面白い分野です。

 

本書は、そんな行動分析学をリーダーとして、いかに人に動いてもらうかを考えるための一冊になっています。

 

いかに「行動させるか」に関わる内容以外にも、「個人攻撃の罠」、「継続の幻想」など、マネジメントの際に陥る様々な「誤解」にも着目し、その原因を「精神論」に依存しない組織運営をするためにどうしたら良いのかも提案しています。

 

相手の性格のせいにしてしまうのでなく、どうしたらこちら考える望ましい行動を取らせるようにするかという観点は、非常に良いポイントなので、これからも行動分析については、様々な本を読んで勉強したいと考えています。

 

科学として、「再現性」を重視している点は、理系人間にとっては納得の理論です。