これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、舞田竜宣著、杉山尚子監修、「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」です。
本書は、社員のモチベーションを上げるために、行動分析学という分野の心理学の手法を使って、それを実践していくことを解説しています。
- 作者: 舞田竜宣,杉山尚子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大きく2部構成に分かれており、第1部では、行動分析学の基礎的な要素について解説しています。
第2部では、事例研究ということで、3つの事例を取り上げ、それぞれ行動分析学を使って、どのようにモチベーションを上げていくようにするか、その応用について解説しています。
その人の性格を変えることは難しいし、その人自身を否定することにもなりかねません。
しかし、この手法では、その人の行動そのものを、いかに良い方向に変えていくかということなので、汎用性ある手法だと思います。
これは、かなり使える手法だと思いました。
非常に平易に書かれているので、理解しやすかったです。