戦争と平和

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、百田尚樹著、「戦争と平和」です。


本書の帯には「『永遠の0』の著者が放つ圧倒的説得力の反戦論!」と記されています。


戦争と平和 (新潮新書)

戦争と平和 (新潮新書)


本書は3つの章立てで構成されています。


第一章はゼロ戦を中心に、大東亜戦争時代の日本の兵器と米国の兵器の違い、なぜそのような違いが出てくるのか、また戦略や戦術の差などについて解説しています。


そこから、著者は、日本人は戦争をすることに向いていない民族ではないだろうかと述べてます。



第二章は、著者が書いた『永遠の0』をめぐる周辺について著されています。


この部分を読むと450万部以上というベストセラー書ですが、どのような経緯で出版に至ったかや様々な反響について知ることができます。


第三章は「戦争抑止力」について書かれています。


この章は現在の日本国憲法について、どのようにしてできたのか、矛盾点などが自衛隊の存在と絡めて、述べられています。


平和を維持するためには、他国から攻められない、攻められる可能性があるならば、きちんとそれを防ぐことができることが大切であるということが、理解できる本だと思います。


多くの人に読んでもらいたい本だと思いました。