「日本国紀」の副読本

明けましておめでとうございます。


本年もよろしくお願い致します。


これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、百田尚樹、有本香著、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』です。


先日、読み終わった百田尚樹氏の「日本国紀」に副読本が出たということで、早速書店で購入しました。



本書では、「日本国紀」に書かれている内容を、高校の歴史教科書と比較し、いかに日本の歴史をストーリーとして描き、また日本がどのように歩んできたかを読者に知らしめるために、著者として、編集者として、何に拘ってきたかが、対談形式で綴られています。


各章の随所に山川出版の教科書のこの本の中で語られている史実が記載されているところが掲載されています。


これを読むと、いかに我々が学んできた歴史教育が表面的なものであったかが、わかると思います。


確かに、ヒストリーはストーリーに通ずるところがあるのでしょうが、人間味が感じられ、読んでいて感情が揺さぶられるようなことが掛かれていたら、もっと歴史のことを覚えられたり、興味が持てたのにと思いました。


そんな従来の教科書の枠を超えた日本の歴史を著してくれたのが「日本国紀」であることが、二人の対談で理解できるものと思います。


ちなみに、この本も売れているようです。


山積みになっていたものが、次の日にはほとんどなくなっていました。