ヒンシュクの達人

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、ビートたけし著、「ヒンシュクの達人」です。


本書は、『週刊ポスト』の連載「ビートたけしの21世紀毒談」の中から、特に反響の大きかったエピソードを抜粋して、大幅に加筆してまとめたものだそうです。



著者は、「毒舌」だと言われていますが、言い放った言葉が顰蹙を買うことが少ないと思います。


この本は、そんな著者が自身のことや世間を騒がせていることについて顰蹙を買ってしまうかもしれないスレスレの「毒舌」を吐いています。


内容は面白いです。


それは、ホンネで語っているからで、ある意味毒舌かもしれないけれど、オブラートに包んでいない素のままを表現しているからで、それは反感を買うのではなく、共感を呼ぶからなのかもしれません。


なんか、やっぱりこの世の中、どこかおかしいじゃないかなと思っている人は本書を読んで、スカッとしてみてはいかがでしょうか。