50オトコはなぜ劣化したのか

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、香山リカ著、「50オトコはなぜ劣化したのか」です。


壮年期を迎え、これからさらに活躍していかなければならない年代と思われる50代。


その50代の男性が大人しすぎるのではないかという香山女史の痛烈な叱咤激励の書です。



著者もかなりの覚悟を持っているのかもしれないと感じさせるのは帯です。


今までのメガネを外し、いかにも自分も50代半ばですという雰囲気を醸し出す感じで登場しています。


最近は結構書いている内容が重なっているのですが、その中で進展を見せたのが、橋本徹氏に対する見方として、著者も見直しているところがあると述べているぶぶんでしょうか。


いろいろなことを責められていますが、まあ、そういうことは外れているとは言えないし、・・・などと50代男性読者としてはおもうのですが、本書ではその自分は蚊帳の外的感覚が50代男性の特徴でもあるらしいです。


まあ、同年代なんで、なんとなく理解出来るようなところもあり、ついつい著者の本を読んでしまいます。


こういう50代男性の優しさは認めてもらえないのでしょうか?


いろいろ著者も言っていますが、50代男性に対する彼女なりの叱咤激励であると解釈し読むと、まあ、そうだよねとも思える本でした。