「さみしさ」の研究

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、ビートたけし著、『「さみしさ」の研究』です。

 

「さみしさ」の研究 (小学館新書)

「さみしさ」の研究 (小学館新書)

 

 本書は、著者の本書は語り下ろしに加え、『週刊ポスト』の人気連載「ビートたけしの『21世紀毒談』」の中から、特に反響の大きかったエピソードを抜粋してまとめたものです。

 

冒頭は、タイトル通り、「さみしさ」について語られています。

 

この辺りは、ああ、こんなことも考えているんだなぁと思いながら読みました。

 

中盤は、著者と親交のあった方々の「死」について、それぞれの生き様や著者との接し方から、著者の思うところが語られていました。

 

おお、結構エッセイらしいと思いながら読み進めると、終盤は連載記事からの抜粋らしく、テレビなどでの芸風そのものの内容になっていく流れです。

 

ああ、この人はこんな風に考えているんだなぁ・・という感じで読めば良い本です。

 

こういう本がリアルの付き合いはないけど、いろいろな人と本を通じて語り合える、相手を知り得るものの一つだと思います。

 

お奨めはしませんが、興味ある方は一読してください。