新幹線お掃除の天使たち

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、遠藤功著、『新幹線お掃除の天使たち  「世界一の現場力」はどう生まれたか?』です。


現場力を題材にしている著者、遠藤功氏が取り上げたのは、新幹線の掃除を7分間という短い時間の中でやり遂げる人たちが働く「テッセイ」という会社です。


現場力を扱っているということで、生産、製造業関係の本かというと、そういうわけでもないですが、ビジネス書の範疇に入ると思います。


新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?

新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?


本書は、プロローグ、第1部、第2部で構成されています。


プロローグでは。テッセイがそもそもどのような会社であるかが紹介されています。


第1部では、テッセイの社員たちが書いた「エンジェル・リポート」の代表的なストーリーが披露されています。


これが、心がホッとするような良い話です。


そして第2部では、テッセイという会社がどのように誕生したか、「お掃除の天使たち」がうまれてくるまでの会社としての取り組みが紹介されています。


この本を読んで感じるとのは、やはり「人」が大事だということです。


きっかけも「人」、それに乗っかり、実行するのも「人」。


「人」が共感し、知恵を出し合い、協力し合うと、大きな力が生まれるということを感じることができると思います。