シナジーを活かそう

中小企業診断士の試験を受験される方、またはもう合格して登録済みの方は、多分他の資格試験を受けてい方も多いのではないでしょうか。


ここで、中小企業診断士第1次試験の受験科目を頭に浮かべてみてください。まず、中小企業診断士第1次試験の科目の幅が広いですよね。


この中には、情報関連や特許・法務関連、生産管理等の科目が入っています。


これらの分野って、それぞれ専門の資格試験がありますよね。


それで、これらの周辺分野の資格試験受けて、中小企業診断士試験というものの存在を知ったり、中小企業診断士試験の勉強をしている中で、受験科目に関係する資格試験を知った方は多いのではないでしょうか。


私の場合、中小企業診断士を登録する前に持っていた受験科目関連の資格は、初級システムアドミニストレータと知的財産技能管理士2級です。


中小企業診断士は平成17年度の試験に合格し、平成18年に登録しました。


中小企業診断士の試験に合格してホッとしたのでしょうか。その後、しばらく何かの勉強をするということは、ありませんでした。


これじゃ、いけないかなと思い、中小企業診断士試験で覚えた知識が衰えないようにと思い、平成18年に経営学検定中級を受験しました。


終わった後は、結構、問題もしっかりしていてハードな試験だったので、正直合格は危ないかなって思っていましたが、なんとか合格しました。


その勢いで平成19年に経営学検定上級の試験を受験しました。これは、中級を合格した後の試験ではマークシート試験が免除になるので、負荷も少ないだろうと思い勢いで受けてみました。


筆記試験は、中小企業診断士第2次試験と問題形式が似ており、ひたすら書き続けました。


そして、筆記試験を合格し、その後課題論文、プレゼンテーション等もなんとかクリアしました。この試験の特徴は、課題論文に書いた内容をパワーポイントで、同じ受験生と試験管にプレゼンテーションを行い、その後それをベースにディスカッションすることだと思います。


実にユニークな試験だなというのが感想です。業務でも似たようなことをやっていたので、試験後多分合格しているだろうなという感触がありました。


平成20年、さて何しようかと考えていたら、会社の後輩が技術士1次試験を通りましたとの年賀状を受け取ったことを思い出し、その年に私も受験してみました。これはギリギリのラインで合格しました。


平成21年に経営工学部門で、技術士第2次試験を受験しました。長年勤務した会社を退職後の受験だったので、経歴書の証明等では手続きが、ちょっと手間取ったりと、願書出すまでがまず大変でした。


体験的技術論文の作成に一苦労しましたが、口頭試験も通り、平成22年に登録しました。


その勢いで、平成22年には、技術士第2次試験の総合技術監理部門とエコアクション21審査人試験を受験しました。


ダブル受験でしたが、両方とも無事合格することができました。


そして、こうやって試験を受ける気力やなんとか無事通過してくれているのは、中小企業診断士第2次試験で実施した勉強方法のお陰だと思っています。

やはり、何かをある時期集中して行うということは、やった本人にとっては、何かのパワーが身につくものなんだなあと感じています。


そして、中小企業診断士試験の幅広い科目の勉強をしたことも知識の拡充という点で役に立っていますし、このように他の資格試験とのシナジーを生んでいると思います。


今年、何かの資格試験を受験されようとしている方は、シナジーを活かせるようなことも念頭に置かれた方がいいのかなと思います。