中小企業診断士試験とは(2)

今日は、今年度の理論政策更新研修の申し込みをしました。


さて、今回は、中小企業診断士試験のあらましについて書きます。


前回、書いたように中小企業診断士になるにはまず、中小企業診断士第1次試験を受験し、その後第2次試験を突破するルートを選択する人が多いです。


ここでは、第2次試験までの試験に関する情報を提供するつもりです。


中小企業診断士第1次試験】

1)第1次試験はマークシート方式

第1次試験は、中小企業診断士になるために必要な知識を有しているかを判定することを目的にしています。

この試験は、7科目で筆記(マークシート方式)試験によって行われます。

2)科目合格制

平成18年以降、試験科目はA経済学・経済政策、B財務・会計、C企業経営理論、D運営管理(オペレーション・マネジメント)、E経営法務、F経営情報システム、G中小企業経営・中小企業政策 の7科目となり、「科目合格制」が導入されました。

科目合格には有効期限があります。その科目の有効期限は3年です。ですから2年後の試験までは有効です。

3)第1次試験合格後の第2次試験受験資格は翌年まで有効

第1次試験に合格すると、その年と翌年までは第2次試験の受験資格があります。しかし、それ以降は、また第1次試験の合格が必要となります。


中小企業診断士第2次試験】

第2次試験は、中小企業診断士になるのに必要な応用能力を有しているかどうかを判定することを目的としています。

まず、筆記方式の論述試験が行われ、その合格者が口述試験を受けるという2段階方式になっています。

1)筆記試験

「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」として、Ⅰ組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例、Ⅱ「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例、Ⅲ生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例、Ⅳ財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例 の科目構成になっています。

2)口述試験

上記の筆記試験で合格した人達を対象に口述試験が行われます。これは、主に第2次試験で出題された内容について、面接官の質問に対して受験生が答える形で行われます。


いかがですか、中小企業診断士試験のあらましについて理解いただけましたか。


さあ、今まで学習してきたことを信じて、8月3日、8月4日は全力を出し切って下さい。


暑い時期なので、体調には気をつけてくださいね。


ご健闘をお祈りしています。