中小企業診断士第1次試験まであと2週間ですね。
受験生の皆さんは、もうご存知のことと思いますが、中小企業診断士試験の概要について、もう一度おさらいしておきましょう。
自分が受験する試験が、どのようなものであるかをよく知っておくことは大事なことだと思います。
中小企業診断士の資格は、国家資格として、中小企業支援法の中で、「経済産業大臣により『中小企業の経営診断の業務に従事する者』として登録された者」と定義づけられています。
経営・業務コンサルティングを行う専門家としては唯一の国家資格となっています。
しかし、経営コンサルタントと名乗っている人の全てが、中小企業診断士かというとそうではありません。このような仕事は、中小企業診断士の資格がなくても行うことができます。
しかし、この資格を取得していると、国や都道府県等の中小企業支援機関が行っている様々な業務に携わる機会を得ることができます。
では、そんな中小企業診断士になるには、どのようなルートがあるのでしょうか。
中小企業診断士になるには、まずは、中小企業診断士第1次試験に合格しなければなりません。
この試験は7科目からなる筆記試験です。
この中小企業診断士第1次試験に合格後、多くの人達は、中小企業診断士第2次試験を受験し、それをクリアし中小企業診断士として登録します。
実際は上記の流れも含め、中小企業診断士第1次試験を合格後、中小企業診断士になるためには、次の2つのルートがあります。
ルート1:中小企業診断士第2次試験に合格後、3年以内に実務補習を15日以上受けるか、診断実務に15日以上従事することにより、中小企業診断士としての登録を行う。
または、
ルート2:中小企業診断士第1次試験に合格した年度及びその翌年度に、独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業大学校又は登録養成機関が開講する中小企業診断士養成課程の受講を開始し、修了することで、中小企業診断士としての登録を行う。
いずれにしても、まずは中小企業診断士第1次試験に合格するkとが必要になってきます。
中小企業診断士第1次試験の7つの受験科目は、次の通りです。
A 経済学・経済政策
B 財務・会計
C 企業経営理論
D 運営管理
E 経営法務
F 経営情報システム
G 中小企業経営・中小企業政策
次回は、中小企業診断士試験のあらましについて述べたいと思います。