読書本の紹介です。
今回読み終わった本は、菅野朋子著、「ソニーはなぜサムソンに抜かれたのか」です。
本書は、「朝鮮日報」に掲載された日本に関する記事を取り上げ、日本と韓国の経済、スポーツ、芸能などのお互いの関係や意識などが、どのように変遷したきたかを紹介、解説しています。

- 作者: 菅野 朋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/01/19
- メディア: 新書
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サッカー、野球、女子フィギュア、女子ゴルフなど、メディアでは、日本と韓国をライバルとして取り上げることが多くなったと感じています。
また、経済においてもサムスン電子の躍進は、電機・電子関連では先頭を走っていたと思っていた日本が抜かれ去り、この景気の下降傾向と相まって、益々強調されています。
この本では、日本と格別な関係にある韓国が日本をどう捉えてきたか、その変遷をたどることにより、外から見た日本の変貌を知ることができます。
今の日本の状況を考えると、この本に示されているように、外からの日本を見る目を知ることで、それをきっかけに今後の日本をどうしたら良いのだろうと、我々自身が考えなくちゃならない時期にきているような気がします。