日本企業「没落」の真実

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、金美徳著、『日本企業「没落」の真実』です。


本年は、サムスン電子の躍進により、ソニーパナソニック、シャープとの格差が更に広がったことがかなりクローズアップされたのではないだろうか。


本書は、韓国経済・経営の第一人者である著者が、日本企業と韓国企業の明暗を分けたのは一体何であるのかいついて、韓国企業戦略のウラ側を徹底的に解剖し、日本企業が取り入れていくべき要素を提案しています。


韓国企業だけが知っている 日本企業「没落」の真実

韓国企業だけが知っている 日本企業「没落」の真実


この本で書かている内容で、サムスン電子に関するものは、いくつかの書籍にも取り上げられている内容ですが、LG電子現代自動車の動向なども書かれており、興味を持って読むことができました。


今の韓国のスタイルが世の中の流れ、時流に合っているということも書かれていますが、相手を研究し、そこから良いところを取って自分流にしていくスタイルは、我々にとっても見習うべきところではないかとも感じました。


非常に多岐の内容が、非常にコンパクトにまとめられている本です。


韓国企業の成功の秘訣を簡単に知りたい方は、本書を手に取って読まれることをお奨めします。