日本理化学工業株式会社工場見学

本日、中小企業診断士の勉強会活動として、日本理化学工業株式会社の工場見学に参加しました。


この会社、あの「日本でいちばん大切にしたい会社」で取り上げられた感動の会社です。


日本理化学工業株式会社は、全従業員74人のうち知的障害者が55人で、ダストレスチョークの国内シェア30%以上を占め、日本一のチークメーカーになっています。


本日は、大山泰弘会長に対応して頂き、会社の概要説明とダストレスチョークの工程を見学させて頂きました。


工程は、チョークの粉の軽量から始まり、混練、押し出し、カット、乾燥、梱包の流れで進んでいきます。


工程で作業をしている人達は、一見すると健常者の方々と変わらない雰囲気でした。


もし、違うとすれば、黙々と集中して作業に取り組んでいることでしょうか。


我々が工程内に入り、各工程を会長の説明を受けながら回っていましたが、各工程の作業者はきちんと挨拶をしてくれます。そして、我々が作業の様子をじっと見ていても、特に我々を意識することなく実直に作業をされていたのが、印象的でした。


大山会長は、とても温和で優しい方のようにお見受けしました。


我々に会社概要の説明をされているとき、工程内で、それぞれの説明をされているとき、その顔はとても優しさに満ち溢れ、何か慈悲深さを感じてしまったのは、私だけでしょうか。


大山会長が、以前和尚さんから言われた言葉に、「人間の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされることの4つがある」というものがあるそうです。


まさに、その言葉通りこの会社では、働くことによって愛以外の3つの幸せが得られる、という思いで知的障害者の方の雇用を進められています。


今日の見学を通して、「日本でいちばん大切にしたい会社」を実感することができた一日でした。