一億人に伝えたい働き方

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、鶴岡弘之著、「一億人に伝えたい働き方 無駄と非効率のなかに宝物がある」です。


本書はJBpressに連載されている中小企業探索コラムを書籍化したものです。


どことなく「日本でいちばん大切にしたい会社」に似たようなところはあるのはしょうがないのでしょうが、紹介されている企業の仕事ぶりを読むとやはり心にジーンとくるものがあります。



仕事って、やはり自分だけでなく、いろいろな人に喜んでもらえることが大きな力になるんだなと、改めて感じました。


いずれの企業も業績が伸びており、これからの経営のスタイルを象徴しているのかなとも思います。


この本で紹介されている企業は以下の通りです。


1.サトーカメラ:『ケンカ上手のカメラ店が「ど素人」に教わった商売の極意

2.角上魚類:『大型店舗に車の行列!日本海からやって来た「規格外」の魚屋の秘密』

3.コッコファーム:「生みたて卵に開店前から行列」

4.前田工維:『繊維から土木へ転身、「本当の商売」をしたかった

5.ミヤジマ:「二十年かけて売り上げを10倍にしたまちゅ工場

6.ともえ精工:『「一点突破」だから世界一になれる

7.斎藤金型製作所:『経営に脈打つ[世界一の職人」の教え』

8.ハードロック工業:『新幹線もジャンボジェットでも大丈夫!町工場で生まれた「ゆるまないネジ」』

9.望月製紙:「贈り物になるふわふわトイレットペーパー」

10.日本理化学工業:「知的障害者が人生を教えてくれる工場」

11.菓匠Shimizu:『「アホか」と言われたイベントに家族が涙する理由 一度訪れるとファンになってしまう洋菓子店」


やはり商売は、いかにお客様に感動を与えることかと思うし、従業員がそのことに生きがいを感じるようにしていくことが経営の極意なのかと感じました。