女は男の指を見る

読書本の紹介です。竹内久美子さん著、「女は男の指を見る」です。


本日、紹介する本は、いつも紹介する本と比較するとくだけたものかもしれません。


私がこの本を手に取ったのは、以前Webで見たログの中で、竹内久美子さんは、勝間和代さんや香山リカさんと同類の匂いがするというようなことを書いてあるのを読んだことがあるからです。それから、ちょっと気になっていたんですが、前回紹介しました「ツキの波」を買うときに、隣に積んでありましたので、これはチャンスと一緒に購入した次第です。


この本では、数々の実験や最新データをもとに著者の専門である動物行動学で、「色気」「魅力」「相性」の正体を読み説いていきます。


女は男の指を見る (新潮新書)

女は男の指を見る (新潮新書)


この本のタイトルの「女は男の指を見る」ですが、本書の冒頭に英国ケンブリッジ大で、ロンドンの金融街、シティーで働いている株のトレーダーの男性四四人の指が調べられた調査結果が出てきます。

その調査結果とは、薬指が人差し指に対してどれだけ長いか(測定法としては人差し指の長さを薬指の長さで割った値がどれだけ低いか)で大きな差が出ることが判明したというものです。この指比が低いグループ(平均で0.93)と高いグループ(平均で0.99)とでは、年収に約7,800万円もの開きがあったそうです。指比の値が低いほうがよく稼いでいると言うことになります。


ということで、指比に様々な男の能力が現れてくるという説のもと、女性は高い能力の男性を見極めるために、男の指を見て判断しているのだということです。


他にも動物行動学の様々な事例が出てきて、気軽に読める本です。


ということで、読み終わってみると、確かに、この竹内久美子さん、勝間和代さんや香山リカさんと似ているかもしれません。私が感じた似ている部分とは、本の構成といったらいいのでしょうか。


世の中で誰かが実験したり、確かめたりした事実や理論を持ちだしてきて、自分流にアレンジしていくという点では御三方とも同じではないかと感じました。