地アタマを鍛える知的勉強法

読書本の紹介です。齋藤孝さん著、「地アタマを鍛える知的勉強法」です。


私は、この著者の本を何冊か読んだことがありますが、今まで読んだ本に比較して、文体が硬い印象を受けました。

なんというか、新聞社の社説を読んでいるような感じです。

書かれている内容は、勉強法なので、社会人も参考になりますが、どちらかというと高校生を中心とした学生向きです。

これは、著者が、読みやすさを重視したのではなく、内容を重視したのではないかと思います。そして、この本で何が書かれているのか、読者に良く咀嚼させようとしているではいかと考えました。


地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)

地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)


本の内容は、題名の通り勉強法です。それも地アタマを鍛える勉強法です。地アタマを鍛えるというだけあって、単に詰め込む、覚えるというのではなく、勉強したあとも応用力がつく、考える力がつく勉強法が紹介されています。


本の構成は、目次の章立てでみいくと次のようになっています。

はじめに
序章 勉強しているのに、なぜ身につかないのか?
第一章 大切なことを瞬間につかむ勉強法
第二章 地アタマを鍛え身体に染み込む勉強法
第三章 人格を磨く勉強法
第四章 実力がワンランクアップするヒント集
終章 直感力で本質をわしづかみ
おわりに


第四章は、様々なヒントが43個提示されています。


中学生、高校生、受験生などはもちろんのこと、社会人でも中小企業診断士技術士などの資格の取得を志している方々にも参考になる本だと思います。


人に言われたことをそのままでなく、そこに何か自分なりの工夫を入れていく。また、間違っても、それは次に間違わないようにするための勉強だと捉えて学習していく。


そんな自分なりの勉強法を皆さんも編み出してみてはいかがでしょうか?