今日も書類整理(経営学検定試験)

書斎の中の本や書類の整理継続中です。そこらじゅうに、いろいろなものを置いていたので、片づけながら、つい手に取ると、懐かしさや昔こんなこともやったんだっけ、などど感慨に耽ってしまうので、全然作業が進まない、進まない。
そんな中、整理している書類の中より、経営学検定上級試験の問題用紙が出て来たので、この試験について、ちょっと書いてみたいと思います。


この試験を受けるきっかけは、中小企業診断士試験も合格し、何にも勉強していなかった時に、ふと本屋で経営関係の書棚を見ていたときに、経営学検定テキストというものを見つけたのが、受験のきっかけ。
テキストをパラパラめくると、中小企業診断士試験の一次試験に似ているような内容なので、これならできるかなと思ったのが、きっかけ。


まずは、自分の知識でどの程度いけるか試しに受けてみようと思い、中級に申し込んだのが、平成18年。秋に試験があり、中級は合格。
記憶にあるのは、日大商学部で受験したんだけど、大講堂のような大きな教室で、曇りの日なのに、蛍光灯もつけない、暗い中で受験したことです。


翌年、上級試験の案内がきました。中級合格者は、上級1次試験の 「経営に関する知識」 は中級合格後の次の試験試験とその次の試験は免除になるのことと、1次試験受験料14,000円のところ、8,000円になるので、これも受けてみようと思い、受けてみました。


1次試験は、1)経営に関する知識、2)ケーススタディが試験範囲だけど、ケーススタディのみの受験でした。内容は中小企業診断士試験の2次試験の事例のような感じ、但し、解答用紙がレポート用紙のような感じで、それに書きこまなくてはならないので、そのような形で答案としてまとめるかがポイントとなると思います。
私は、設問が3つあって、用紙が3枚だったので、1設問、用紙1枚と決めて、解答しました。係りの人が「足りなくなったら、お渡しします」って言っていたけど、書く分量考えたら、90分の試験時間にそんなに書けませんよ。
書き終わったときは、久々に事例を解いたような気分になったのと、診断士の2次試験受けておいた良かったと思いました。なにせ、時間に追われて、書くことには慣らされているからね。


この1次試験も合格して、2次試験なんだけど、これは面白い。2次試験の試験内容は、(1)マネジメント・プランの作成、(2)マネジメント・プランのプレゼンテーション、(3)グループ・ディスカッション。
各内容を説明しますね。

(1)マネジメント・プランの作成:記述式で自宅で作成し、事前に提出する。
提出期限が決められており、期間は2週間でお題がEメールで送られてきて、それに沿った内容の小論文を書き、郵送で提出するというもの。私が受けた年は、「日本企業が競争力を持ち続けるために必要な経営革新のあり方について、提示された3つのキーワードを用いて自分の見解で4000字以内で論述せよ。」という課題でした。
小論文なんて書き慣れていないので、書き方どうしようかというところから始まって、今度はお題の調査という形で、自分の考えをまとめレポートを作成しました。

(2)マネジメント・プランのプレゼンテーション:発表方法は、「経営課題のレポートをパワーポイントでプレゼンテーションを行う。6〜7人をグループとし順次発表する。」という形式。
これは、小論文に書いた内容を、パワポを使い、プレゼン用資料を作成し、グループメンバーと試験官に説明するというもの。論点と結論を明確にした形で、資料を作成したつもりだったのですが、実際のプレゼンの場では、最後時間がなくなり、端折って説明しました。発表時間は10分、質疑応答時間10分。順番としては3番目で、好位置でした。試験官からも質問がありましたから、内容としてはまあまあだったのかな。試験官から質問されない人もいました、また、各人発表は実にユニーク。びっくりしたのは、マインドマップ使って、プレゼンした人がいたこと。

(3)グループ・ディスカッション:プレゼンした内容について、グループでディスカッション
びっくりしたのは、10分の休憩のあとグループディスカッションなんだけど、係りの人が「これから、40分間、先ほどのプレゼンテーションの内容についてディスカッションして頂きます。それでは、始めてください。」とスタートの合図をするのみ。後の進行は、すべてグループに委ねられる。結論をまとめるかどうかも、グループ次第。最初は、メンバーみんな様子見状態で遠慮がちなんだけど、10分超えたところで、意見言ったり、議論を誘導したりする人が出てきて、それはそれで面白い。私は、議論誘導派で、最後締め派でした。


この試験、情報が少ないので受ける前は、何やるんだろうなと思っていたけど、私が受験した時は、ここに書いてあるような形なので、今後受験される方は、こんなものなのかっていう感じで、受けてみてください。