「成功法則は科学的に証明できるのか？」

「成功法則は科学的に証明できるのか？」を紹介します。

著者は、工学博士で滋賀県立大学研究科材料科学専攻教授の奥健夫さんです。

成功法則は科学的に証明できるのか?

読後感は、「非常に面白かった！」です。
この本は、世の中に数多く紹介されている成功法則や願望実現の方法などを科学的見地より紐解き、解説しています。

この本で取り上げられている成功法則は、以下の６つです。
●イメージの法則・・・すべてのは心の中のイメージから始まる
●焦点の法則・・・心が一点に集中すると現実化する
●必然の法則・・・自分が起こした心の波は正確に自分に返ってくる
●時間の波の法則・・・心が重なり意味ある偶然の一致が起こる
●共鳴の法則・・・同じ心の波は集まりやすくさらに強く共鳴する
●宇宙一致の法則・・・宇宙はもともと一つですべてつながっている

必然の法則は「原因と結果の法則」、共鳴の法則は。「引寄せの法則」に当たるものだと思います。

「第一章−心を科学する−量子から見た心と現実世界」では、科学的に見ると心は物質化していないエネルギーだということです。

物理学的に見ると、量子力学の世界が心を表しているようです。

一番短い時間や最小の長さがあるといことも初めて知りました。
一番短い時間は10の-44秒、最小の長さは10の-35ｍだそうです。これらは、時間の量子、長さの量子だそうです。
私たちの宇宙では、これより短い時間や長さは、考えることができないとのことです。
これがハイゼンベルグが発見した不確定性原理です。

また、トフーフトという人は1993年にホログラフィック宇宙原理を提案したそうです。
この原理によれば、宇宙全部の量子情報が一枚のホログラムに記録されていおり、宇宙空間の情報だけでなく、時間の情報、つまり過去から未来まで、すべての情報が記録されているそうです。

アカシックレコードによく似た考え方なのでびっくりしました。

どうやら成功していくためには、心（エネルギー）を集中させ、その密度を高めていくことが必要そうです。

これも科学的に見ると、非常に高いエネルギーになると物質化するところから導かれた考え方のようです。

本とうかな？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、面白いです。
この間紹介したCosMosといい、科学的観点でスピリチュアルへアプローチをかけている本が最近増えてきたような気がします。

私にとっては、非常に面白く感じられました。これから、心を一点に集中していきたいと思います。興味ある方は、ご一読ください。