日本でいちばん大切にしたい会社

昨日は、午前中に神谷町にある日本技術士協会へ行き、受験の手引きを入手してきました。これは、有料で700円です。


せっかく、ここまで来たので、虎ノ門方へテクテク歩いて、中小企業基盤整備機構へ行ってきました。
ここでは、中小企業関係の施策や制度に関する資料がいろいろ入手できるんですよね。
中小企業施策をマンガ・問答形式で書かれている以下のパンフレットをもらってきました。


・中小企業の会計31問31答
・中小企業税制48問48答
新会社法33問33答
・事業継承ハンドブック20問20答
・今すぐやる経営革新
・今チャレンジ新連携
・夢を実現する創業


これらは、中小企業庁のWebでもPDFで入手できるけど、冊子の方が取扱が良いし、クライアントの方に差し上げるのも便利なので、行ったついでに貰ってきました。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/index.html


本日紹介する本は、「日本でいちばん大切にしたい会社」です。


日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社


著者は、坂本光司さん。法政大学大学院政策創造研究科(地域づくり大学院)教授をされている方です。

本書は、坂本さんが今までに訪問された全国6000社の企業の中より、長期にわたり好業績を持続している企業や真に世のためになる経営に懸命に取組んでいる価値ある企業を「日本でいちばん大切にしたい会社」として取上げ紹介している。

2部構成になっており、第1部では、「会社は誰のために?」と題し、経営者が心すべき「五人」に対する責任と使命について述べており、第2部で、取上げた5つの企業の紹介とコラムとして9つの企業が紹介されている。


第1部では、「経営」を五人に対する使命と責任を果たすための行動のこと、と定義している。
1.社員とその家族を大切にする
2.外注先・下請け企業の社員を大切にする
3.顧客を幸せにする
4.地域社会を幸せにし、活性化させる
5.自然に生まれる株主の幸せ


従業員の満足がなければ、お客様が満足するようなサービスを提供することができないということで、企業にとって一番大事なのは、人財であると説いている。


第2部で取上げた企業は、以下の5つである。

1.日本理化学工業株式会社
  http://www.rikagaku.co.jp/
2.伊那食品工業株式会社
  http://www.kantenpp.co.jp/index.html
3.中村ブレイス株式会社
  http://www.nakamura-brace.co.jp/
4.株式会社柳月
  http://www.ryugetsu.co.jp/
5.杉山フルーツ
  http://sugikiyo.com/

紹介されているこれらの企業の経営のスタイルは、確かにすごいなと感じました。それぞれの企業について、どのようなものかについては、皆さんに読んでいただいき、感じ取ってもらった方が良いと思います。興味を持ったので、これらの企業のWebを見てみると、これまた、すばらしいつくりになっており、企業としては「お客様第一」の姿勢が窺えるものばかりでした。
これも企業として、従業員が満足できる経営を実践できているからなのかな、と感じました。


日本の企業全部が、このようなスタンスで経営できたら、どんなにすばらしいだろうと思える本です。逆にできていないから、このような本を読んで、一服の清涼感を味わっているのでしょうか。