最速で身につく世界史

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、角田陽一郎著、「最速で身につく世界史」です。

 

私は高校で日本史を選択したので、世界史らしきことを学んだのが、小学校・中学校の社会の授業だけです。

 

ですから、ほとんどわかりません。

 

でも、過去の事例に学ぶという点で、歴史は大事だなと思い、本書を手に取りました。

 

この本は、「文明」「水」「宗教」「思想」など、24のキーワードで世界の歴史を解説しています。

 

これらの括りでどのように世界の動きがあったのかを説明しているのですが、各章の最後に世界史を学ぶ時の視点がサクッとアドバイスされています。

 

難しい言葉は極力使わず、例えなどを用いてわかりやすく説明しているので、苦も無く読むことができました。

 

世界史を勉強することは、その中で日本がどのような位置、役割を果たしているかもわかるから、日本史も一緒に学べているのだという視点は、まだ高校生のときの自分には持つことができなかったものです、

 

お奨めです。

 

 

 

「自由な国」日本「不自由な国」韓国

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、シンシアリー著、『「自由な国」日本「不自由な国」韓国~韓国人による日韓比較論~」です。

 

本書は、2021年5月に刊行された『「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国』に新章を加え、改題し、新書化したものだそうです。

 

私は、いつものシリーズと思い、手にしました。

 

コロナがひと段落したのかどうか不明ですが、経済活動のため、各国との往来も規制が緩くなってきました。

 

また、韓国へ行く機会もありそうなので、韓国関連の本を読み始めているところです。

 

ハーバード大学ロースクールラムザイヤー教授の慰安婦に関する論文を取り上げ、その韓国での反応等から、韓国内や韓国人としてのイデオロギーについて著者なりの見解を述べています。

 

この辺りは、大きな意味での国の個性になるのかなということと、一人一人と接するとそんなことは微塵も感じないのに、集団になると違った様相を表すという点で、いろいろ言っても直せるものではないと、個人的には考えている部分です。

 

さらっと、読ませていただきました。

 

捨てない生きかた

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、五木寛之著、「捨てない生きかた」です。

 

表紙に書いてある言葉、『捨てなくていい・・何年も着ていない服、古い靴や鞄、本、小物・・愛着ある「ガラクタ」は人生の宝物である。』

 

このフレーズに共感し、本書を手に取りました。

 

年を経てからの「ガラクタ」は、記憶のよすがであるという著者の捉え方に共感しかありません。

 

だから、いろいろなものが我が家には散乱しているのです。

 

整理だけが大事なことではありません。

 

人生の歩み、振り返りができるものには、やはり執着ししてしまいます。

 

個人的には、本がまさにそれに当たります。

 

ああ、この本を読んだ頃には、こんなことがあったな・・等々、思い出が蘇ってくるものです。

 

断捨離なんかできません。

 

ということで、そうだ、そうだと頷きながら本書を読み進めてしまいました。

新規事業成功バイブル

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、伊藤大輔著、「新規事業成功バイブル」です。

 

最近の傾向として、新しい事業を行いたいという方が多い。

 

事業再構築補助金という新たな補助金制度ができて、なんとかそれを活用したいという方も多いのだろう。

 

しかし、様々な要件があるので、それに適さない方も多い。

 

そもそも、なぜ、そのようなことをやるのか、新規事業の選定の部分で納得できるようなものを考えている方は少ない。

 

そんな状況もあり、新たな事業を行う方たちへの参考になる本を探していて、本書に巡り合いました。

 

新規事業の必要最低条件として、「やりたいこと」「できること」「世の中のためになるいこと」の3つの条件を掲げているところが、シンプルでかつ大事なポイントをついているなと感じました。

 

実際に、クライアントの方でも、どれかが欠けていることが多く。

 

それを指摘しても、補おうと努力する方が少ないことを感じています。

 

ただし、このような方は最初は勢い良いのですが、次第にシュリンク傾向にもあります。

 

この他、「6W2H」もなかなか良いツールです。

 

本書を読んで、いろいろと参考になる部分がありました。

 

一読できて、良かったです。

老人入門

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、和田秀樹著、「老人入門」です。

 

老いは誰にでもやってくるものです。

 

どのように老いていったら良いのか、そのヒントを得ようと思い、本書を手に取りました。

 

読み終わって、自分なりに理解したことは、誰でも老いを迎えるので、年を取ることは恥ずかしいことでもなく、また敬遠されるものでもないということ。

 

あるがままに、楽しむことが大事ということです。

 

時間は十分にあるのだから、慌てることなく、楽しもうということには共鳴しました。

 

このような本が読める時代にいること自体に感謝しなくちゃと思いました。

 

楽しく、年を重ねていこうと思います。

小さな会社のはじめてのブランドの教科書

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、高橋克典著、「小さな会社のはじめてのブランドの教科書」です。

 

本の帯に『広告宣伝をせずに売上を2倍にする法』と書かれていたので、手に取りました。

 

読んでみると、やはり、そんなうまい話はないということが分かりました。

 

どのようにブランド化を図っていくかは具体的な感じでは書いてありません。

 

個性的な中小企業が多い、ヨーロッパの企業の事例を挙げていますが、『教科書』と謳っているなら、もう少し具体的な手法を提示してもよいのではとも思いました。

 

とはいえ、ヨーロッパの企業のやり方を日本でどのように展開すれば、中小企業でもブランド展開を図れるのか、考えてみるのも面白いかもと動機付けしてくる本でした。

 

「これ一冊でぜんぶわかる」と表紙に書いてありますが、そこまで親切な本ではないです。

人間の業

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹著、「人間の業」です。

 

本書は、著者が週一回メルマガで発行している「ニュースで一言」の原稿をまとめたものです。

 

本作は、その第四弾になります。

 

三面記事にあるようなちょっとしたニュースを取り上げ、そこから見えてくる世相や対応の仕方、判断などについて、著者の見解が述べられています。

 

ユーモアあり、アイロニーあり、なかなか面白く、エッセイ感覚で読めてしまう一冊です。

 

まあ、この手の本は、著者の主張していることや見解と、読者側のそれがどの程度オーバーラップしているかで良しあしを判断されると思うのですが、私は好意的に受け止めています。

 

肩ひじ張らずに読める一冊です。