これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、牧兼充著、「科学的思考トレーニング 意思決定力が飛躍的にアップする25問」です。
ビジネス系の新書で、『科学的思考』とは?と思い、本書を手に取りました。
読んでみると、理系出身の私にとっては、当たり前のようにも思えたのですが、きっと、そうではなくそのような認識されていないことが多いのでしょうね。
帯には、『世界の成長企業が採用している最先端スキル』と書かれていますが、手法そのものは最先端というわけでもないし、仮説⇒実験⇒検証のフローで確認していくことだけなんです。
とはいっても、「科学的思考とはどういうものか」から始まり、相関関係があるからといって因果関係が必ずしもあるわけないなど、そのあたりの考え方や実験するときの留意点等も言及されており、入門書としては良いかもしれません。
個人的にはせっかくビジネスに応用できると言っているので、もう少し事例を具体的な形で表していただけると、もっと良かったのになと思いました。
面白く読み進めることができました。