「科学的思考」のレッスン

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、戸田山和久著、『「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス』です。

先日読んだ『科学的思考トレーニング』から、さらに「科学的思考」とはどのようなものか、勉強してみようと思い、手に取った本です。

 

本書では、科学者でもない、理系でもないような人たちが科学的リテラシーを持つためには。どのような視点を持つべきであるかを解説してくれています。

 

東日本大震災が起きた年に書かれたものなので、第二部では、放射能の単位について、そのレベルと人体等への影響について、どのような視点を持つべきか説明がされています。

 

考え方の部分は理解できたのですが、個人的に苦手意識があるせいか、ベクレルやシーベルト等、単位系に部分はわかったようなわからないような、あまり理解ができませんでした。

 

とは言っても、専門家が言うことを鵜呑みにるのではなく、それはどのようなこと言っているのか、矛盾点はないのか等、個々人が検証する、あるいは疑問を有し、それを追求するような心構えを持つためには、必要な観点が記載された本だと思います。

 

ここでは、放射能のことで書かれていますが、今でしたら、コロナ感染症についてここに書かれている視点で考えてみると良いかもしれません。