武器としての決断思考

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、瀧本哲史著、「武器としての決断思考」です。


本書は、著者が京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意志決定の授業」を一冊に凝縮したものです。


武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)


意思決定の方法として、何を用いるかというとディベートで行う方法を使って、実施していこうということで、ディベートではどのようなことを行うのかを解説しています。


ディベートを題材に選んでいるのは、客観的かつ理論的に物事を判断していく手法として最適なものであると考えているかららしい。 


与えられたテーマと賛成側、反対側どちらの立場に立つかはあるが、それぞれメリット、デメリットを考えていかなくてはならないということで、その着眼点も書かれています。


「自分の人生は、自分で考え、自分で決めていく」ために、様々な決断をしていかなくては、いけない。


そのとき、ここに書かれていることを知っているだけでも役立つのではないかと思った。


それは、最終的には主観で判断するかもしれないが、その前に客観的かつ理論的に考え、それで最終的に自分自身が判断するのだから。


学生向きに書かれている本ですが、ビジネスにも大いに利用できると思います。