もしも徳川家康が総理大臣になったら

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、眞邊明人著、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」です。

 

自由民主党の総裁選挙の日に、この本を読み終わったのもなにかの因果だろうか・・・

と考えさせるのだろうか・・・と、そこまで考えさせられる内容ではないですが、実に面白い小説でした。

 

個人的には、SFの要素が強いと思うのですが、ビジネス小説のカテゴリーで、書店では販売されていました。

 

久々の小説です。

 

ストーリーは、日本の首都官邸でクラスターが発生し、総理が感染し、死亡する。混乱の極みに陥った日本政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる計画を実行するというものです。

 

日本史の中では、いろいろな関係がある人物が登場したりとなかなかユニークな物語です。

 

これは、ドラマ化あるいは映画化されることもあるんじゃないか、そんなことも読後、思いました。

 

今の時代にマッチした内容で、日本の歴史も断片的に学べ、かつ我々一人一人が、日本に、そして政治にどう向き合うべきかも考えさせられる内容になっていると思います。

 

ちょっと厚いですが、ご一読、お奨めします。