補助金を有効に活用するために、考えて欲しいこと

先日も書きましたが、「何か使える補助金ありますか?」とか「来月、新店舗を出店するんで、それに補助金を使用したいんですが?・・」的な問い合わせが多いです。

 

そんなときは、まずは補助金そのもののスキームを理解してもらうことが必要だと思い、公募要領が出されてから、補助金が貰えるまでのスケジュール感をイメージして頂く説明をすることにしています。

 

まず、補助金の要点は

補助の対象となるのは、補助事業期間に支払われた経費のみ、しかも後払い」

であることです。

 

補助金公募、申請から受給までのフローと概略スケジュール

・公募要領発表

   ↓      募集期間(1~2ヶ月)

・申請締切

   ↓      審査期間(1~2ヶ月)

・採択発表

・交付申請

・交付決定

   ↓      補助事業期間(6~10ヶ月)

・完了報告

・確定検査

補助金請求

補助金支払

(青文字:事業者側のアクション、黒文字:行政側対応)

 

ポイントは

■補助の対象となるのは、補助期間に支払われた対象経費のみ。

 (原則、この期間内に、発注、納入、検収、支払の全てを行う)

 (交付決定前及び後に支払われた対象経費は、補助対象外)

■実際に補助金が支払われるのは、完了報告して、確定検査後に補助金請求をしてから

■それまでの資金は、自社で用意する必要がある。

 

このようなことをお話すると、すぐに貰えるものでないこと、事業計画等が必要なこと等を理解してもらえます。

 

逆に言えば、将来の投資計画があり、それが補助金の目的に合致しているような取組であれば、上手に活用することができるので、「まずは、事業者様ご自身が、将来どのような取組みをしたいのか考えてください」とお話しています。