たちどまって考える

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、ヤマザキマリ著、「たちどまって考える」です。 

たちどまって考える (中公新書ラクレ)

たちどまって考える (中公新書ラクレ)

 

 著者は、「テルマエ・ロマエ」を書いた漫画家でもある文筆家。

 

最近、よくテレビで見るなと思っていたら、コロナ禍で旦那さんが住んでいるイタリアには帰れないらしい。

 

本書は、コロナ禍における世界状況から、著者が住んでいるイタリア人との比較を通して、日本人の在り方について、著者的視点で考察したエッセイである。

 

十代にして、イタリアを始め、世界各国を渡り歩いたり、日本ではテレビリポーターを務めたりと様々な体験や経歴、いろいろな国の人たちのものの見方や考え方を通して、日本人の特徴を述べている。

 

著者が述べているように、日本では西洋式の民主主義は合わないのかもしれない。

 

様々な事項についての視点や切り口が面白いので、興味を持って読み進むことができました。