きみの大逆転
これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、青山繁晴著、「きみの大逆転 ハワイ真珠湾に奇跡が待つ」です。
本書は、2015年に出版された『青山繁晴の「逆転ガイド」』に書き下ろしの新章を加えて、新書化されたもです。
前著は、書店で見かけることはなかったので、初めて読みましたが、近代の歴史は目で見ることができる史跡等があるなら、実際に目で見て確かめることって大事なことなのだなと思いました。
私は、学校教育ではここに書かれているようなことを学んだことはありません。
もっとも、明治時代くらいまででで終わってしまう日本史教育ってなんだろうと疑問は持っていました。
さて、本書は、著者青山氏がハワイ真珠湾で展示されている米国のアメリカ陸軍博物館、真珠湾ビジターセンター、戦艦ミズリー記念館、太平洋航空博物館を訪れ、そこで展示されているもの、またそれがどのように説明されているかなどをガイドしているものである。
その内容が、日本を対等に戦った相手として、リスペクトした内容になっているという、我々が聞いている、または想像している内容と違うということを強調しています。
大逆転とは、日本の私たちがずっと思い込んできたこと、刷り込まれてきたことをひっくり返そうという発想ということである。
カラー写真も豊富に掲載されており、著者の説明とともに、実際に行ったような感じになるが、自分の目で確かめることが大事なのだと思います。
参考になる一冊でした。