これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、髙橋洋一著、「コロナ大不況後、日本は必ず復活する」です。
本書は、新型コロナでストップした経済で不況になる日本を、どうしたら救えるか、著者が考えるその処方を示したものである。
この本では、非常事態宣言が出た状況から、今後どのような状況になるか、著者の得意とする統計的処理により推計をしている。
そこで述べられている状況は、まさに現状であり、このような推定もできるんだなと感心してしまった。
それから、非常事態宣言でストップした経済活動、それに伴う不況をどのように乗り切るかについて、書かれている。
国が50兆円以上の財政出動をすること、そして来年開催される東京オリンピックによるインバウンドで、日本経済は復活するとしている。
但し、新型コロナウィルスが、ワクチン開発等で抑制されれば、というエクスキューズはある。
巻末には、出版社側で日本のコロナ感染状況に関するデータがいくつか掲載されています。
この本に書かれていることが実現することを願うばかりである。