これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、北野武著、「大親分! : アウトレイジな懲りない面々」です。
エッセイ集かなと思って読んでみたら、小説でした。
それも、やくざを題材にしたものが3編、その他下町のおっさん達のやりとりが1編。
とは言っても、任侠ものとは違い、ウィットとユーモアに溢れたというか、どちらかというと筒井康隆のナンセンスものにも近い雰囲気がある小説。
このような時期、外に出られない中、家の中で十分に楽しめる本です。
特に面白かったのは、『理系やくざ』。
いなそうだけど、きっとこういう人もいるのかもしれないなあと思いました。
私は、この手の小説が好きなので、そう感じるのかもしれません。