これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、帝国データバンク情報部著、「倒産の前兆 30社の悲劇に学ぶ失敗の法則」です。
今回の新型コロナ騒動でまず考えたのは、倒産の危機に瀕する会社がきっとおおくなるだろうなということである。
そんなとき、書店で目にしたのが本書である。
副題には「30社の悲劇に学ぶ失敗の法則」と記されている。
いったい、どんなことが書かれているのだろうなと思い、本書を手に取った。
読み終わって感じたのは、まあキャッシュフローが枯渇してしまうプロセスはいろいろあるなあということと、慢心はいけない、常に気を配って経営しなくてはならないということだろうか。
かといって、本書に特別なことが書いてあるわけではありません。
なぜ、資金がなくなってしまったのか。
そのプロセスは企業ごとに違い、それが大筋で書かれているのです。
参考になったかというと点では、今一つでしたが、経営に油断は禁物ということは理解できました。
そして、今回のように、気を引き締めていても、外部環境の大きな変化に飲み込まれてしまうと、やはり危機的状況になってしまうのでしょう。
家賃等の固定費負担の軽減策を政府、自治体にはお願いしたいです。
キャッシュが枯渇すると、企業は死んでしまいます。