先ほど、4月22日に発表された『中小企業新事業進出促進補助金』の公募要領を読みました。
この補助金、『事業再構築補助金』の後継として新たに出てきたものです。
読んでみて、この補助金で求められているのは、アンゾフの成長戦略の中で、多角化戦略として、新事業に取組もうとしている中小企業者を支援していこうとしていることです。
『事業再構築補助金』よりも、そのことが鮮明に記載されているように感じました。
新製品を新市場にて展開していく・・・そのようなことをこれから実施しようと考えられている中小企業者にはうってつけの補助金ではないでしょうか。
また、国の方針としては、中小企業者に対しても賃上げの促進を促していこうとしていることです。
これは、補助対象要件の中に、『賃上げ要件』が明記されています。
おまけに、【目標値未達の場合、補助金返還義務あり】の記載があり、賃上げ必達のプレッシャーもかけている。
審査官を納得させるためにも、競合にどの点で差別化ができているのか、なぜ、それが可能であるかは、当該企業の強みを活かせる領域であること。
そして、それが新たな市場で、今後成長が期待される新たな製品であることが主張できることが必要であると考える。
中小企業、成長戦略で検索してみると、2017年の中小企業白書に『新事業展開の促進』が章立てされている。
国の政策は、ポッと出ているようで、基本方針のもとに着々と進められているものが多い。
少し、過去の資料等も確かめ、申請される方は、採択を目指して取り組んだ方が良いだろう。