「日本国紀」の天皇論

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

 

今回紹介する本は、百田尚樹、有本香著、『「日本国紀」の天皇論』です。

 

「日本国紀」の天皇論 (産経セレクト S 16)

「日本国紀」の天皇論 (産経セレクト S 16)

 

 

百田尚樹の著書「日本国紀」では、書ききれなかったところ、または補足として出されている副読本の第2弾。

 

今回は、「天皇」について、百田氏と有本香氏の対談形式で語り合っています。

 

本の帯には、『子供に「天皇」を説明できますか』と書いてあったので、説明できるようにと思い、読んでみました。

 

まず分かったのは、「万世一系の考え方」。

 

有本氏は、染色体で説明するのは違和感があると言われているが、百田氏の性染色体による説明は、有無を言わせるところがないので、とにかく文句をつけてくる方々に対しては有効な方法ではないかと思いました。

 

題材は興味深いもので、中身も面白いのですが、この本だけで語りつくすにはあまりにも壮大なテーマで、読み終わると物足りなさも感じました。

 

これからさらに補足として、新たな副読本が出てくることを期待することにします。

 

ということで、私自身は、これだけでは、まだ「天皇」について説明するのは不十分だと思いました。