日本の有事

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。

今回紹介する本は、渡部悦和編著、「日本の有事- 国はどうする、あなたはどうする? -」です。

 

 

本書を手にしたのは、日本の北朝鮮のミサイルへの対応に不安があったからです。

 

アラーム警報がなっていた時より、今の方がミサイルの種類も増え、危険度が増していると思うのに、国も自治体も市民へ対処法を周知させるような啓蒙をなんら行っていないのは、まずいのではにかと考えたからです。

 

この本では、北朝鮮のミサイルのみならず、中国やロシアの軍事的脅威についても書かれています。

 

また、テロについても言及しており、来年の東京オリンピックのことを考えると、その対応も必要であることがわかりました。

 

恐ろしいなと思ったとは、中国の戦わずして勝つという日本弱体化戦略の「世論栓」「心理戦」及び「法律戦」の三戦です。

 

複合事態へのた対処も考えておかないというのも参考になりました。

 

自然災害(地震、台風など)、サイバー攻撃、ハイブリッド攻撃(テロリスト、特殊作戦部隊)、弾道ミサイル攻撃、南西諸島に対する攻撃など、これらが一度に複数発生したときの対処も考えておかなくてはいけないというものです。

 

こうやって、説明されると、現状で良いのだろうかと考えてしまいます。

 

やはり、憲法改正は必要だなとも思いました。