これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。
今回紹介する本は、門田隆将著、「新聞という病」です。
新聞を読まなくなってもう久しい。
よくもあれだけの、それも自国のことを蔑むような報道をしていたものだと思うと腹が立って新聞を取るのを止めた。
本書は、そんな新聞について取り上げ、どうしてこんな状況になってしまったのかを考えさせられる一冊である。
今までに発表してきた論考の中から、様々な観点から新聞について言及したものを取りまとめている。
新聞の衰退は、ネットの普及も一因だろう。
今まで、我々が知りえなかったことを知るチャンスが増えた。
あるいは、新聞ではある側面しか見せない、あるいはそのように見せようとしていたものを違う側面やより真実に近いものを知ることができるようになったのだから・・・
化けの皮が剥がれたことが、まだ理解できていないのだろうか。
本書を読みながら、そんなことも考えてしまいました。