『週刊文春』と『週刊新潮』

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、花田紀凱、門田隆将共著、「『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕」です。


「文春砲」とか呼ばれ、スクープを連発している感がある『週刊文春』、それに負けじと、「このハゲぇぇ・・・」の録音データまで入手する『週刊新潮』。


この二誌の元編集長のお二人の対談で、告発メディアの全貌が明らかにされていきます。



面白かったのは、確かに週刊誌毎に特徴があると感じていましたが、取材から記事にするスタイルが違うということが、本書を読んでわかりました。


それから、週刊誌といっても、「新聞系」と「出版系」の系統があるということも知りました。


そして、取材のスタイル、記事の表すプロセスなどから、深堀するなら、週刊誌だというお二人の話は、新鮮でした。


結構、昔は、週刊誌に書いてあることは当てにならん的なことが言われていたので、そんな感じで見ていた時期もあったのですが、それは思い込みだと納得しました。


ネット時代になり、これからのジャーナリズム、報道に関しても、お二人の話は一石を投じられているので、面白かったです。