人を見る目

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、保阪正康著、「人を見る目」です。


本書は、一種のエッセイになるのでしょうか。


軍人や政治家など昭和史に踊った人々の言動をもとに、様々な人間模様を評論しています。


人を見る目 (新潮新書)

人を見る目 (新潮新書)


世の中には、確かにいろいろな人がいますが、この時代、この状況で、そんなことをするのかというような例も紹介されており、このような先人により、日本の歯車が狂わされてきた面もあるのだなと思いました。


全部で、20のセクションに分けられているのですが、”お追従”、”お節介”、”しみったれ”などのタイトルは、それだけでも、どのような人物が、どのような状況で、そんな風になるのかと興味がそそられながら読んでしまいます。


著者は、あとがきにて、「本書を通じてそれぞれの世代なりに、時代に生きる人間の素顔を受け止めてもらいたいと思う。私たちはそれぞれの時代という舞台で、80年、90年、自らの役を演じきって亡くなっていくのである。せめてその間だけでも、充足感を味わいつつ、自らの役を演じきってみようじゃないか、と思う。」と述べています。


我々も、どのような役を演じているのか、振り返ってみるのもいいのでhないでしょうか。