金正恩

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、朴斗鎮著、「金正恩 恐怖と不条理の統治構造 」です。


現在、北朝鮮は、非核化をチラつかせ、韓国を取り込み、中国に媚を売り、何とか生き延びようとしています。


その国の指導者は、一体、どんな人物なのか・・・本書は、金王朝金正恩体制の実情について書かれたものです。


金正恩―恐怖と不条理の統治構造―(新潮新書)

金正恩―恐怖と不条理の統治構造―(新潮新書)


北朝鮮の核開発の変遷、それにまつわる米国とのやり取り等の歴史的背景を理解することができます。


また、金正恩自身が、どのような人物であるのか、現在の北朝鮮の実情はどうなっているのかも、本書には述べられています。


この本を読む限り、北朝鮮自身が核を放棄することはあり得ないと思いました。


明日からの日米首脳会談で、どのようなことが議論されるのか、そして、来月予定されている米朝首脳会談は本当に開催されるのか。


単なる時間稼ぎに過ぎない気もしますが、ただ漫然と時が過ぎるだけでは、埒があきません。


本書を読んで、なんとか、北朝鮮に一泡吹かせたい気持ちに駆られました。