韓国・北朝鮮の悲劇

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、藤井厳喜古田博司共著、「韓国・北朝鮮の悲劇」です。


本書は、緊迫する米朝関係、統一へと向かう朝鮮半島の行方、米中貿易戦争の趨勢など、日本を取り巻く国々の動向を様々な可能性から論じた対談本である。


韓国・北朝鮮の悲劇 (WAC BUNKO 287)

韓国・北朝鮮の悲劇 (WAC BUNKO 287)


文在寅政権は、完全に北朝鮮寄りになっていることが、二人の対談からも伺える。


まさに、今、韓国が日本に対して行っていることが、なぜなのかを推察するために、必要な情報が二人の話の中から見えてくると思う。


興味深かったのは、米中がもし戦うならば、南シナ海での海戦で、それも一瞬にして終わるということが述べられている。


ここに来て、金正恩が中国に行ったり、第二回目の米朝会談に向けた動きのように見られるが、今年は、北朝鮮だけでなく、韓国からも目の離せない年になりそうだ。


その動向を予測するためにも、参考になる一冊だ。