ネットは基本、クソメディア

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、中川淳一郎著、「ネットは基本、クソメディア」」です。


本書は、キュレーションサイトの問題点を解説した本です。



本書を読んで、キュレーションという言葉を知りました。


キュレーションとは、インターネット上の情報を収集しまとめること、 または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することです。


これが問題として、取り上げられたのは、ニュースに流されていたので、記憶されている方も多いと思いますが、DeNAのキュレーションサイトWELQに端を発しているようです。

 
このサイト、医療・美容・健康に関する情報をまとめたサイトで、記事の信頼性が問題になったんですね。


要するに、ネットのどこかに記載されている記事を、利用してしまうということで、情報の信頼性に問題がある。


本書では、それらがどのような理由で起こり得るのかが書かれています。


読んでみると、ネット業界の構造的な問題でもあるような気がしました。


要するに、それらの情報に接する我々も、そのまま鵜呑みにするのではなく、いくつかの情報を参考に、自分自身で判断しろ・・ということだと理解しました。