僕ならこう読む

これから、本を山積みにしようとしている書斎の中の広い机を前にして、椅子にもたれながら綴る読書本の紹介です。


今回紹介する本は、佐藤優著、「僕ならこう読む」です。


著者は、読んでも価値のない本、難しい本などを仕分けるためには優れた小説を読むことが大切だと述べています。



本書は、そんな著者が読んだ小説、12冊をどのように読み解けるのかを書かれたものです。


ちなみに、ここで紹介されているのは、『火花』(又吉直樹)、『異類婚姻譚』(本谷有希子)、『沈黙』(遠藤周作)、『羊と鋼の森』(宮下奈都)、『堕落論』(坂口安吾)などです。


多分、小説は人によって読後の感じ方が違うと思うので、著者の読み方と比較してみると思います。


紹介されている中で、読んだ本は、又吉直樹著。「火花」だけだったのですが、著者の深い洞察力にはびっくりしました。


私自身、そこまで読み込んでいませんでしたし、そこまで洞察していませんでした。


ということも分かるので、紹介されている何冊かは読んでみようと思いました。